「えっ!?お前まだ童貞なの!?」
大学に入学して初めてできた友人から言われた言葉。
私と彼はよく似ていた。
学力も、スポーツも、ルックスも同じぐらい。違うのは「セックスしたことがあるかどうか」だけ。
私は本当に悩んだ。
「みんな童貞じゃないのか…」
大学に入学した当時の私は、「周りはみんな童貞」だと思っていた。
勉強ばかりしていた高校時代。
「みんなセックスなんてしたことがない」
と思っていた。
でも、違った。友人は「私が童貞であること」に驚いていたからだ。
それからというものの、「童貞であること」が本当にコンプレックスだった。
「まだ童貞の私はおかしいのだろうか…」
「私はモテない人間なのだろうか…」
・
・
・
あれから何人の女性を抱いたのだろうか。
「童貞で悩んでいた私」はもういない。
最近、その友達と再会した。男が飲んで話すことといえば、「女」
「今付き合っている女」の話になり、彼女の画像を見せた。
すると、彼は
「えっ…めっちゃ美人…」
と言葉を失っていた。
彼は今、彼女ができなくて悩んでいるらしい。
何が違いを生じさせたのだろうか?
生まれ持ったルックス、才能ではない。
そもそも大学入学時、私は「童貞」だったのだ。
童貞だった男は、魅力的な女性を彼女にできて、童貞卒業していた男は、今は彼女がいない。
どこで逆転したのだろうか?
違いは、「自分のコンプレックスと向き合い、戦ってきたかどうか」
私は戦った。
ストリートナンパもたくさんしたし、出会い系サイトもたくさんやった。
辛い思いもたくさんした。
「死ねよブス」
「話しかけてくんな」
こんなことを言われたのは、一度や二度ではない。
でも、自分と戦って良かった。
「童貞」というコンプレックスをバネに、戦って良かった。
自分が最高にイイ女と思える女性に
「あなたがいないとダメ」
と言われる幸せ。
イケメンではない私のことを
「最高にかっこいい」
と言ってくれる彼女。
街行く男が目を奪われるほど美しい女性とデートする幸せ。
私もあなたにぜひ、この幸せを味わってほしい。
辛い思いをすることなく「男友達に自慢できるような彼女」を作って欲しい。