神崎様、はじめまして。
日々勉強させて頂いております。
表題の件ですが、私は自分で言うのもなんですが見た目がかなり女顔です。
なので女子からも「可愛い」「女の子みたいな顔してるね」と言われたりする機会は多いです。
しかし、私は返しがヘタクソなのでそれを言われる度に「そうかな?」とか「いやいや…」みたいなカスみたいな返しでたじろぐしか出来ません。。
なんなら「男として見られてないってことか…」とガッカリしてました。
そんな中、貴サイトに出会いました。
「弄り弄られる関係を作るのが肝」
という神崎さんの論説には目から鱗で納得しつつ、ひとつ脳裏に浮かびました。
あのよく女子から言われる「可愛い」やら「女の子みたい」やらは一種の弄りだったのか・・・???
てことは弄り弄られる関係を作るチャンス?
で、今自分なりに可愛いに対するユーモアチックな返しを模索してる所なのですが、ちなみに神崎さんは女性から「可愛い」と言われたらどんな返しをしますか?
恐縮ですが是非お聞かせ願いたいと思います。
初めまして。神崎です。
ご連絡頂きまして、ありがとうございます。
日々勉強させて頂いております。
とのこと、こちらこそブログをお読み頂き、ありがとうございます。
さて、ご質問の件に回答させて頂きますね。
あのよく女子から言われる「可愛い」やら「女の子みたい」やらは一種の弄りだったのか・・・???
てことは弄り弄られる関係を作るチャンス?
とのことですが、まさにおっしゃる通りです。笑
「可愛い」
「女の子みたいな顔してるね」
というのは「相手からのイジり」であり、完全に「サイン」です。
人間、興味のない相手をイジろうとはしないです。
女の子からイジられたとき、多くの男性は、
- ムッとした顔をする
- イジられることがサインだと知らずに、スルーする
という反応をしてしまうわけですが、私にとって、女の子からイジられたときというのは、
「イジり合える関係を作る絶好のチャンス」
です。
「キターーーー!!」
「もらったーーーー!!」
という感じで、カーニバル状態です。笑
さて、ご質問の本題の、
で、今自分なりに可愛いに対するユーモアチックな返しを模索してる所なのですが、ちなみに神崎さんは女性から「可愛い」と言われたらどんな返しをしますか?
についてお話しさせて頂きます。
今回の、
「可愛い」
「女の子みたいな顔してるね」
の場合もそうですが、
「女の子からイジられたときの返し」
で考えるべきは、
- 必ず笑いへ変える
- 相手のイジりとテンションを合わせる
- 同じやりとりをテンドンして、笑いをローリングさせる
という3点です。
まず、1点目は、
「必ず笑いへ変える」
です。
笑いへ変える重要性は「イジりへの返し」に限ったことではないのですが、
「相手からイジられたときは、笑いへ変えることが特に重要」
です。
なぜかというと、
「上手く笑いへ変えることで、『あ、この人はイジっても大丈夫なんだ』というメッセージを伝える必要があるから」
です。
ブログで繰り返しお伝えしている通りですが、デート会話の目的とは
「イジり合える関係を作ること」
です。
なので、
「可愛い」
「女の子みたいな顔してるね」
という相手からのイジりの後も、
- 引き続き相手からのイジりを引き出す
- 逆にこちらが相手をイジる
という会話を繰り返す必要があります。
つまり、相手からのイジりを継続的に引き出すには、
「あ、この人はイジっても大丈夫な人なんだ」
「あ、この人をイジると、上手く笑いへ変えてくれて、喋ってて楽しい」
と思ってもらわないとダメなのです。
だからこそ、相手からのイジりが来た場合は、通常時のプットよりも、
「必ず笑いへ変える」
ということを意識しなければいけないわけです。
女の子のイジり方よりも、実は「イジられ方」の方が重要って知ってた?
マキヒカ先輩に学ぶ、女の子に自分をイジらせるための会話
の記事で紹介している、YouTuberのマキヒカ君の
「頭皮とのデュエルシリーズ」
における「マキヒカ君と美容師のやり取り」を一度観てみてください。笑
シーズン1から順にご覧頂くとよく分かると思いますが、シーズン1の序盤の時点では、美容師のリョウスケ君やアヤさんはマキヒカ君のことをイジっていません。
では、なぜシーズン1の後半部分から、美容師のリョウスケ君やアヤさんがマキヒカ君のことを積極的にイジるようになったとかいうと、
女の子のイジり方よりも、実は「イジられ方」の方が重要って知ってた?
でお話しした内容ですが、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
「プロがプロ見て、『ふふ』言いよる。」
「『本田だけですけどね』って、すごいやん。耳元ディスりがすごいんよ。耳元で『本田だけですけどね』って。お客さんに。」
という返しをして、笑いへ変えたからです。
実際、この時点では、美容師のリョウスケ君やアヤさんは、マキヒカ君のことをイジっていませんでした。
しかし、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
「プロがプロ見て、『ふふ』言いよる。」
「『本田だけですけどね』って、すごいやん。耳元ディスりがすごいんよ。耳元で『本田だけですけどね』って。お客さんに。」
という受け身会話を差し込んでからは、明らかにマキヒカ君のことをイジる回数が増えていきました。
それはなぜかといえば、
「マキヒカ君が、相手からのイジりを常に笑いへ変えているから」
です。
そして、もっとその前段階のことを言うのであれば、相手がまだ自分のことをイジってきていない段階から、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
「プロがプロ見て、『ふふ』言いよる。」
「『本田だけですけどね』って、すごいやん。耳元ディスりがすごいんよ。耳元で『本田だけですけどね』って。お客さんに。」
という返しをすることによって、
「『相手が自分をイジってくる』という構図を無理やり作り出して、笑いへ変えていたから」
です。
この会話があったからこそ、美容師たちの2人は、
「あ、この人はイジっても大丈夫な人なんだ」
「あ、この人をイジると、上手く笑いへ変えてくれて、喋ってて楽しい」
と感じたため、シーズン2以降は鬼のようなイジりを繰り出しているわけです。笑
なので、
「相手からのイジりを、必ず笑いへ変える」
というのは、できればやった方が良いというレベルではなく、
「必ずやらなければいけない」
というレベルで重要なのです。笑
次に、2点目は、
「相手のイジりとテンションを合わせる」
です。
これはどういうことかというと、相手が、
「てかさ、本当可愛いよね!!笑」
「本当、女の子みたいな顔してるよね!!笑」
と笑顔&ハイテンションで自分をイジってきた場合は、
「いや、嬉しくないから!!笑」
「それ一番言われたくないわ!!笑」
とハイテンションで返しても良いのですが、相手が、
「可愛いよね」
「女の子みたいな顔してるよね」
と真顔&ローテンションで言ってきている場合は、
「いや、嬉しくないから!!笑」
「それ一番言われてくないわ!!笑」
とハイテンションで返してしまうと、
「会話の温度差」
で相手が引いてしまいます。
入りはローテンションでも、最終的には盛り上げる必要はありますが、
「相手の会話のテンションに合わせて、徐々に盛り上げていく」
という意識が重要です。
料理で何かを炒めるときに、いきなり強火で炒めることはしないですよね?
「弱火から強火で、徐々に炒めていく」
という順序がありますよね?
イメージとしては、そんな感じです。
分かりづらいかもしれませんが。笑
最後に3点目は、
「同じやりとりをテンドンして、笑いをローリングさせる」
です。
これはどういうことかというと、
「可愛いよね」
「女の子みたいな顔してるよね」
という相手のイジりを
「笑いへ変える」
ということができれば第一段階はクリアです。
ですが、さらに上を考えるのであれば、
「その後の会話でも、同じやりとりをテンドンする」
というのを意識するとなお良いです。笑
例えば、1回目の相手からのイジりのときに、
♀「女の子みたいな顔してるよね」
♂「え、マジで?」
♀「なんか顔が可愛い系?笑」
♂「え、嬉しくないんだけど。笑」
♀「え、良いじゃん。笑」
♂「良くないわ。笑 カッコ良い系が良かったわ。笑」
♀「カッコ良い系ではないかもね。」
♂「『ではない』んかい。笑」
♀「『ではない』ね。笑」
♂「あ、そうっすか。笑」
♀「笑」
♂「え、じゃあ、俺、女になった方がモテんのかな?笑」
♀「それは知らない。笑」
♂「福士君と付き合える?」
♀「それは無理。笑」
♂「あ、それは無理なんだ。笑」
♀「うん。笑」
♂「『うん』。笑」
♀「笑」
みたいな感じで、笑いへ持っていったとしましょう。
そして、この一連の会話で作った、
「女の子みたい」イジり
を後の会話でもテンドンするわけです。
相手に、
「可愛い」
「女の子みたいな顔してるね」
というイジりを「わざと言わせるようなプット」をしていくのです。
例えば、後の会話で『着けている腕時計』の話になったとしましょう。
その場合、
♀「え、その腕時計良いね。」
♂「そう、男らしくて良いでしょ?『男らしくて』笑」
♀「顔は女の子なのにね。笑」
♂「うるせえわ。笑」
という感じで、
『男らしくて』
という部分を笑いながら、わざと強調することで、相手は、
「顔は女の子なのにね。笑」
というイジりをわざと言わせるわけです。
仮に、
「顔は女の子なのにね。笑」
という狙った返しが来なかったとしても、
♀「え、その腕時計良いね。」
♂「そう、男らしくて良いでしょ?『男らしくて』笑」
♀「男らしくなりたいの?笑」
♂「男らしくなりたいね。なんか最近『女の子みたいな顔してるよね』とか言ってくる人がいるからさ。」
♀「笑」
みたいな感じで、前の会話を思い出させるような返しを重ねていけば、100%の確率で笑いが取れます。
男に対してこういう会話を作っても、全く盛り上がりませんが、女に対してはこういう会話を作れば、高い確率で盛り上がります。笑
そして、一度2人だけの笑いのパターンが作れたのであれば、そのパターンは擦り切れるほど使い倒すべきです。笑
それ以降の会話でも、
♀「え、その腕時計良いね。」
♂「そう、男らしくて良いでしょ?『男らしくて』笑」
♀「男らしくなりたいの?笑」
♂「男らしくなりたいね。なんか最近『女の子みたいな顔してるよね』とか言ってくる人がいるからさ。」
♀「笑 筋トレとかやれば?笑」
♂「重いもの持ちたくない。笑」
♀「女子じゃん。笑」
♂「笑 あ、あと、このペットボトル、固いから開けてくれない?笑」
♀「ねえ、やめて。笑」
♂「笑 もうこのパターンおもろいから使おうと思って。笑」
♀「笑」
みたいな感じで、ひたすら、相手に、
「女の子じゃん。笑」というイジりを言わせるようなフリ
を言い続ければ良いわけです。
・・・長くなってしまったので、まとめます。笑
「可愛い」
「女の子みたいな顔してるね」
というイジりへの返しについてですが、
- 必ず笑いへ変えること
- 相手のイジりとテンションを合わせる
- 同じやりとりをテンドンして、笑いをローリングさせる
という3点を意識して考えると、このような返しが考えつきます。
<相手のイジりのテンションが低い場合>
♀「女の子みたいな顔してるよね」
♂「え、マジで?」
♀「なんかさ、顔が可愛い系だと思う。」
♂「マジで?苦笑 嬉しくないんだけど。笑」
♀「え、良いじゃん。笑」
♂「良くないわ。笑 カッコ良い系が良かったわ。笑」
♀「カッコ良い系ではないかもね。」
♂「『ではない』んかい。笑」
♀「『ではない』ね。笑」
♂「あ、そうっすか。笑」
♀「笑」
♂「え、じゃあ、俺、女になった方がモテんのかな?笑」
♀「それは知らない。笑」
♂「福士君と付き合える?」
♀「それは無理。笑」
♂「あ、それは無理なんだ。笑」
♀「うん。笑」
♂「『うん』。笑」
♀「笑」
<相手のイジりのテンションが高い場合>
♀「なんか前から思ってたんだけど、女の子みたいな顔してるよね!笑」
♂「え、マジで?笑」
♀「女装とか絶対に似合うと思う。笑」
♂「ねえーー!!嬉しくないんだけど。笑」
♀「え、良いじゃん!!笑」
♂「え、何で?どの辺が?笑」
♀「え、何だろう…目かな?笑 分かんないけど、可愛いよ。笑」
♂「もう絶対バカにしてるやん。笑」
♀「いや、してない、してない!笑」
♂「もう顔が人をバカにするときの顔だったからね。笑」
♀「してない、してない!笑」
♂「じゃあ、俺と顔交換できる?」
♀「それは…」
♂「おい!!笑 可愛い言ってたじゃん。笑」
♀「笑」
♂「『それは…』ってもうマジの拒否やん。笑」
♀「一瞬想像しちゃったんだけど。笑」
♂「もしそうなったら、どうする?自殺する?笑」
♀「うん。笑」
♂「おい!!笑 生きろよ。笑 『生き生きと』生きろよ。笑」
♀「『生き生きと』って。笑」
- 必ず笑いへ変えること
- 相手のイジりとテンションを合わせる
- 同じやりとりをテンドンして、笑いをローリングさせる
の3点を意識して、
「その後の会話でも相手からのイジりを引き出す」
ということを意識すれば、返しはわりと簡単に思いつくと思います。笑
以上、ご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
神崎