「Pairsのアポは取れるようになった。女の子も笑ってくれるようになった。でも、イマイチ距離が縮まらない。イジり合える関係が作れている気がしない。」
とお思いの、そこのあなた。
そんなあなたに、ワンポイント神アドバイスを差し上げるとするなら、
「どうやって女の子をイジるか?」よりも「どうやって女の子に自分をイジらせるか?」を考えるべき
です。
目次
1.「どう自分をイジらせるか」を考えた方がクロージングには近づく
断言します。
「相手をどうイジるか?」
よりも、
「相手に自分をどうイジらせるか?」
の方が圧倒的に重要です。
イジり合える関係を作る過程は、
- 相手を笑わせる
- 相手に自分をイジらせる
- 自分が相手をイジる
の3ステップからなっていますが、実際一番難しいのは、2ステップ目の
「相手に自分をイジらせる」
です。
恋愛において、イジることが重要な理由として、
「女性はみんなMで、イジられるのが好きだから」
「イジることで、こちらの立場を優位に見せるため」
というのが、堂々と言われていますが、全然違いますからね。
「イジる・イジられる」というのは、あくまで、
「目の前の女の子を楽しませるためにやるもの」
です。
「立場を上に見せる」
「主導権を握って、イエスと言わせる」
って、認知症のおばあちゃんに、
「おばあちゃん!!ここに印鑑を押せば良いだけだから!!ね!!ほら!!」
って言って、契約取ってるのと一緒だからね。
そんな考え方をしていたら、レベルの高い女性は絶対にモノにできないですよ。
我々が相手にしたいのって、そうレベルの高い女性じゃないですか。「万人から見てモテる女性、美人な女性、イケてる女性」なわけじゃないですか。
だったら、クロスを上げまくって頭で押し込むサッカーは脱却して、パスサッカーを作らないと。
だから、もしあなたが今、
「女の子のイジり方」
を必死になって研究しているのであれば、かなりヤバいですよ。
「『女性はみんなMだから、イジられるのが好き』って聞いたし、早くイジらなきゃ…」
「相手の女の子のイジる場所を探さなきゃ…」
と、考えているのなら、その発想は今すぐ捨ててください。
女性がみんなMなわけないですし、仮にみんなMだったとしても、
「M=イジられることが好き」
ではありません。
イジり合える関係を作るというのは、要はクロージングするということになりますが、大事なのは、
- 相手を笑わせる
- 相手に自分をイジらせる
- 自分が相手をイジる
という順番を守ることです。
巷の人たちは、
「相手を笑わせる」
「相手に自分をイジらせる」
という段階を経ないで、いきなりイジる(しかも下手)から、女の子にキレられるんですよ。
2.女の子に自分をイジらせるのに必要な2つのポイント
「相手に自分をイジらせるには、どうすれば良いの?」
という話になりますが、女の子に自分をイジらせるのに必要なのは、
- 恥部さらし
- 自分をイジらせる受け身会話
という2点です。
2.1.自己開示しない相手に、人は心を開こうとは思わない
女の子に自分をイジらせるのに必要な1点目は、
「恥部さらし」
ですね。
女の子があなたに質問してこない・イジってこない理由は、
「女の子があなたをまだ警戒しているから」
かもしれません。
あなたはデート中の会話で、きちんと恥部をさらしていますか?
アイスブレイクの本質は「恥部さらし」です。
天気の話をしたり、地元の名物の話をするのは、アイスブレイクにはならないですよ。
犬が敵意がないことを見せないために、自分の腹を見せるのと全く一緒です。女の子の警戒を解くためには、あなたが積極的に恥部をさらしていかないと、深い話やフック会話は引き出せないですよ。
基本的に、女の子は、
「あなたがさらした恥部の、一段階下のレベルまでしか話さない」
と思ってください。
だって、あなたもそうじゃないですか?
相手が全く自己開示してこないのに、自分だけプライベートをベラベラしゃべろうと思いますか?
思わないでしょう。
「会話の主役は相手」という鉄則は守りつつ、
「自分の話は広げる気はないんだけど、相手がしゃべりやすくするために、わざと自分の恥部をさらしてアイスブレイクしていく」
という感覚を持つと、女の子はあなたに質問したり、イジってきたりするようになります。
「女の子がなかなかパーソナルな話をしてくれないな…」
「何かずっと会話がよそよそしいな…」
という場合、たいていは、
「自分の自己開示(恥部さらし)が足りていない」
という原因が大半です。
恥部をさらしまくった結果、
「可愛い。笑」
「ただのクズじゃん。笑」
女の子からこういう言葉が出てきたら、かなり良い兆候です。
マリリン先輩とココ先輩が
隙があるから、好きになる。(マリリン・モンロー)
欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。(ココ・シャネル)
というありがたい言葉を残されていますが、まさにその通りです。
愛嬌って要は欠点じゃん?
ストローでアイスティー飲んでるだけで笑われるようになったら、
「クロージングはほぼ終わっている」
と考えて良いです。
何してもオッケーみたいな、あの雰囲気ね。
マリオで言ったら
テンテンテテン♪ テンテンテテンテン♪ テンテンテテン♪ テンテンテテンテン♪ テンテンテテン♪ テンテンテテンテン♪
の状態ね。
「あ、この人、イジっても大丈夫な人なんだ」
と思われることがクッソ重要です。
「よく見せよう」
「カッコ良いところを見せよう」
というのは、本当にいらないですからん。
「恥部をさらしまくった結果、何をしても笑われる」
これが、理想です。
2.2.自分をイジらせる受け身会話
女の子に自分をイジらせるのに必要な2点目は、
「自分をイジらせる受け身会話」
ですね。
女の子から笑顔は引き出せた。
女の子への恥部さらしは十分やった。
それでも、相手からイジりが全くない。
という場合は、
「自分をイジらせる受け身会話を作っていない」
というケースが多いです。女の子に自分をイジらせる空気を作っていないわけです。
「女の子に自分をイジらせるための受け身会話ってどうやってやるの?」
ということになりますが、一つ具体例を出しましょうか。
この動画でMAKIHIKA君は、3:25あたりから、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
「プロがプロ見て、『ふふ』言いよる。」
「『本田だけですけどね』って、すごいやん。耳元ディスりがすごいんよ。耳元で『本田だけですけどね』って。お客さんに。」
というトークを展開して、美容師2人を爆笑させていますが、これは、
「自分をイジらせる受け身会話のお手本」
です。
ここで、MAKIHIKA君は何をやっているのかというと、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
「プロがプロ見て『ふふ』言いよる。」
「『本田だけですけどね』ってすごいやん。耳元ディスりがすごいんよ。耳元で『本田だけですけどね』って。お客さんに。」
という会話を作ることで、
「相手が自分をイジっている」
という構図を無理やり作っているわけです。
美容師2人は、別にMAKIHIKA君のことをイジっていたわけではありませんが、
- 相手の小さな表情(今回の場合は「笑顔」)
- 相手のセリフの小さな違和感(今回の場合は「本田だけですけどね」というセリフ)
を指摘して、笑いに変えることによって、
「相手が自分をイジっている」
という空気を作り出しているのです。
こういう会話の作り方をされたら、女の子は100%笑います。
実際、MAKIHIKA君の動画に出ている、美容師の女の子もめちゃくちゃ笑っていますよね。
「相手の表情を指摘」×「相手に自分をイジらせる流れ」
を作っているから、高反応の笑いを取れるのです。
仕事上笑っているという理由もありますが、プライベートであってもこういう会話を作られたら、女の子は笑わずにはいられません。
そして、こういう受け身会話を一度作ることで、相手に、
「自分をイジってきて良いですよ」
「自分をイジってきたら、笑いに変えますよ」
というメッセージを暗に伝えているのです。
だから、こういう会話作りをした後の会話では、女の子はあなたをイジるようになります。イジるまでいかなくても、突っ込んだ質問をするようになります。
さて、MAKIHIKA君の、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
という切り返し、どこかで見覚えがありませんか?
このブログを昔からフォローしている方で、勘の良い方は気づいたかもしれませんね。
実は、MAKIHIKA君の、このテクニック。
以前、
さまぁ〜ず三村に学ぶ、イジり合える関係を作るための受け身会話
の記事で紹介した、三村の切り返しと全く一緒のテクニックです。
三村はこの動画の3:18あたりで、あびる優が三村の顔を見て笑ってしまったことに対して、
「笑っちゃうっていうなんか失礼な…」
と切り返していましたよね。
MAKIHIKA君の、
「わろとる。わろとる。スタッフが。俺の顔見て、わろとる。」
という切り返しは、「笑っちゃうっていうなんか失礼な…」の言い回しが変わっただけです。
切り返しの構図は、
『相手が自分の顔を見て笑っている』という状況を指摘する
という発想なので、全く一緒です。
3.スベった後のフォローで、その男の経験値が分かる
- スベったとき
- 天然ボケをかましてしまったとき(例:服の名前のブランドを言い間違える、道を間違える)
というように、女の子の前で恥をかくときってありますよね?
実は、
「自分がスベった後に、どう対応するか?」
で、その男の経験値が一瞬で分かります。
結論から言うと、美女をモノにできる男は、
「あ〜やばいw恥ずかしいw」
「スベりましたwすみませんでしたw」
と、ミスを素直に認め、笑いに変えられます。
一方、美女をモノにできない男は、
「そういえばさ〜」
「これって、注文したっけ?」
と、すぐに違う話題に変えようとしたり、そのことについてスルーしたりします。
ここがもうめちゃくちゃ分かりやすいポイントですね。
ちなみに、「スベった後に自分の非を笑いに変えられない男」の筆頭格はメンタリストのDaiGoです。彼は反面教師にした方が良いですよ。
東京にはああいう感じの、
「自分を落として笑いが取れない男」
がたくさんいますが、総じてスト高を落とせないですからね。
伊勢谷友介ばりにイケメンで才能に溢れていたら、別ですが、我々凡人が美女を落とそうとするなら、
「俺、デキますから」
みたいな立ち回りは、川の向こうにぶん投げた方が良いです。
「なぜ多くの男は、スベったことをスルーしようとするのか?」
というと、
「女の前ではカッコつけないといけない」
「弱みを見せたら、女は落とせない」
と思いこんでいるからです。
ですが、これが大きな間違いです。
真実はむしろ逆で、
「女の前ではカッコつけてはいけない」
「弱みを見せなければ、相手は心を開かない」
というのが正しいです。
「女の前ではカッコつけないといけない」
「弱みを見せたら、女は落とせない」
と思いこんでいるから、キャバ嬢や結婚詐欺の女にコロリと騙されてしまうわけですね。コロ助くんは。
というのが、女の子からのカマであることも分からずに、バカ正直に額面通り受け取って、
と、鼻水を垂らしながら答えてしまうわけですね。
最終的なゴールが
「イジり合える関係を作ること」
と分かっていて、
「どうやって相手に自分をイジらせるか?」
ということを常に考えておけば、上のような切り返しは絶対にしないはずです。
と、「自分を下げる」かつ「ユーモアを含ませる」という返しをするはずです。
「イジり合える関係の構築」を目指しているならね。