「はぁ…今度の忘年会、カラオケ歌わなきゃいけないのか…」
「音痴だし、マイク持つと緊張して声出なくなるし、マジで会社辞めたい…」
というあなたに、心の広い神崎おじさんから、
「すばらしいアドバイス」
を差し上げます。
あなたは職場の上司・先輩から、
「今度の忘年会、お前らの歓迎会なんだから、歌う準備しとけよ」
と言われて、恐怖でおしっこを漏らしているところでしょうか?
それとも、何となくカラオケに行く空気を察知して、不安で失禁しているところでしょうか?
目次
1.残念ながら、カラオケからは「逃げられない」
あなたは今、こう思っていませんか?
「歌いたくない人が歌う必要はないでしょ」
「歓迎会なんだから1曲ぐらい歌っとけって、パワハラでしょ」
「てか、何で強制されなきゃいけないの?」
うんうん。
正しいですよ。
あなたの意見は、確かに正しい。
・・・・・。
でもね、この世は「正しさ」で回っているわけではないんだなぁ。
残念ながら。
それは、「世界の警察」を豪語する国の行動を見ていれば、分かるでしょ?
キリスト教「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ」
米国(8割がキリスト教)「よし、空爆だ。(ベトナム、リビア、クウェート、アフガニスタン、イラク、シリア、etc…)」
この世が、「正しさ」で回っているわけではないのは、恋愛でも一緒ですね。
男「それってセフレってことじゃん!あんなヤリチン厨二病DQNのクズなんかやめなよ!俺だったら、浮気なんかしないし、絶対に幸せにする。だから、俺と付き合ってください。」
女「いや、大丈夫です。」
男「不倫なんかやめなよ。絶対に幸せにならないよ?あんなオヤジと一緒にいて、何が楽しいの?俺だったら、浮気なんかしないし、絶対に幸せにする。だから、俺と付き合ってください。」
女「静かにしてくれる?」
うーん、、世知辛いねぇ。。
・・・・・。
やべ、話がそれた。
何の話だっけ?
あ、そうそう、カラオケですね。
残念ですが、
「カラオケ・宴会芸からは逃げられない」
ですよ。
あなたが男ならね。
逃げても良いけど、確実に仕事がやりづらくなるでしょうね。
「何あいつ?全然、空気読めねえじゃん」
「何、あの新入社員?使えないんだけど。」
と思われること必至です。
そして、それに文句を言っているようじゃ、この世を渡っていくのは厳しいでしょうね。
ただ、私のようなゴミカスに、
「カラオケから逃げるな。宴会芸から逃げるな。」
と言われても、説得力がないと思うので、この方に代弁してもらうことにします。
宴会芸は死ぬ気でやれ。宴会芸とは、言ってみれば「みんなを喜ばせるための努力」です。たとえば結婚式で新郎新婦のために何かやってあげるというのも同じです。
軽視されがちなことにも本気で取り組むことで、信頼につながります。もしイヤなら、やらなくていいんです。ただその場合でも、ほかの形で努力をすると信頼につながると思います。(ライフネット生命保険 代表取締役社長 岩瀬大輔)
新R25『“宴会芸は死ぬ気でやれ”って古くない?『入社1年目の教科書』著者の社長にツッコんだ』https://r25.jp/article/538694190796354635
ちな、岩瀬先生の経歴↓
岩瀬大輔(いわせ・だいすけ)ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長。1976年埼玉県生まれ。東京大学法学部を卒業後、ボストン コンサルティング グループ等を経て、ハーバード大学経営大学院に留学。同校を日本人では4人目となる上位5%の成績で修了(ベイカー・スカラー)。2006年、副社長としてライフネット生命保険を立ち上げる。2013年6月より現職。
2.音痴でも良い。声が出なくても良い。「立って前に出ること」に意味がある。
さて、あなたを崖っぷちギリギリまで追い詰めたところで、ここからが「解決策」です。
まずあなたに覚えておいてほしい、一番大事な視点は、
「音痴、声が出ない、とかはどうでも良くて、新入社員のあなたが立って前に出ることに意味がある」
ということですね。
「マイクを持つと声が出ないから、歌いたくない」
「音痴すぎてヤバいから、歌いたくない」
なんて、気にしなくて良いんですよ。
最悪、曲だけ入れて、立って前に出ていけば、何とかなりますから。
めっちゃ音痴で、めっちゃ小さい声で、口をパクパクするだけの状態であっても、
「おい、声出てねえぞ!笑」
「おい、誰か一緒に歌ってやれ!笑」
と、確実に周りからフォローが入りますから。
心配しないで大丈夫ですから。
周りがあなたに期待しているのは「歌唱力」ではないです。
「立って前に出ること」
「トップバッターで歌おうとする姿勢」
に意味があるんです。
・・・・・。
「でも、女性のいる前で、そんな恥かきたくない」
って言いたいんでしょ?
良いこと、教えてあげましょうか。
あなたがトップバッターを買って出て、
「音痴で、声も小さくて、口をパクパクさせるだけだった」
としますよね?
そんなとき、女性はあなたのことを、
「うわ、何あれ。めっちゃ音痴だし、声出てないし、恥ずかしい…」
と評価すると思いますか?
・・・そんな評価しませんよ。
逆です。
全く逆です。
女性はあなたのことを、間違いなく、
「この人、すごいな。カラオケ苦手なはずなのに、ガッツあるわ。男気あるわ。」
と評価します。
カラオケにおいて、一番偉いのは、
- 冷たい空気の中、トップバッターを買って出た人間
- 場を一番盛り上げた人間
です。
2番目以降に歌った人間なんか、カッコよくも何ともありません。
ましてや、一番恥ずかしいのは、
「恥を恐れて、一度も歌わなかった男」
です。
女性は確実に、「あなたの勇気とガッツ」を評価します。
あなたの後に、イケメンがどんなに上手い歌を歌ったとしても、女性は
「トップバッターで場を盛り上げようとした、勇気とガッツのあるあなた」
の方を評価します。
心に残るのは、あなたの方です。(そして、その日からあなたと職場女性とラブストーリーが始まる可能性高し)
「仕事がやりづらくなったとしても、俺は歌わない!」
うん、もちろん、それでも良いでしょう。
カラオケから逃げるのは、大いに結構です。
宴会芸から逃げるのは、大いに結構です。
ただ、覚えておいてほしいのは、
「カラオケや宴会芸から逃げずに取り組むと、とんでもない美人を抱けるようになる」
ということだけは、先にお伝えしておきます。
3.忘年会のカラオケを乗り切るための「3つの鉄則」
さて、ここからは、
「あなたが忘年会のカラオケを乗り切るための3つの鉄則」
についてお話ししたしましょうかね。
3つの鉄則とは、
- 鉄則1:「部長」が喜ぶ選曲をする
- 鉄則2:必ずトップバッターで歌う
- 鉄則3:恥ずかしがった時点で「負け」
です。
鉄則1:「部長」が喜ぶ選曲をする
まずは「一番大事なこと」から。
デートや仕事問わず、
カラオケにおいて一番重要なのは「選曲」
です。
選曲で全てが決まります。
『LOVE理論』で有名な水野敬也氏は、
空気とは何か?
「空気読めよ」の「空気」に関して、明確に説明できる奴はほとんどいない。
誰も空気の正体を知らないのだ。
しかし、安心しろ。
実は、恋愛史上、この愛也が「空気」の正体を初めてつかんだ男だと言われている。
そこで今からお前たちに空気の正体をズバリ教える。
空気とはーー
その場を支配するキーマンの気分である。
水野敬也(2010)『「美女と野獣」の野獣になる方法』文藝春秋 pp.101-102
と言っていますが、全くもってその通りです。
会社の忘年会における最高権力者は誰でしょうか?
そう、「部長」ですね。
つまり、あなたのカラオケが盛り上がるかどうかというのは、
「部長にウケるかどうか」
で決まります。(この視点、クソ大事)
まあ、何が言いたいかというと、
「40〜50代の部長に馴染みのある曲を選曲しろ」
ということですね。
じゃあ、どんな曲を歌えばいいのか?
私のオススメは、
郷ひろみ『2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-』
ですね。
これを「オリラジ藤森の合いの手付き」で、今すぐ練習してください。
フリも覚えて、歌って、踊ってください。
100%ウケます。
仕事絡みの飲み会のカラオケで何度もやってきましたが、今までスベったことがありません。
驚異の「打率10割」です。
「そんなことできないよ〜」という場合は、『2億4千万の瞳』を前で立って、歌うだけでも良いです。
それでも十分ウケますから。
一番最悪なのは、
- 「音程が低いから」という理由で、福山雅治『桜坂』を入れる
- 「歌い慣れているから」という理由で、BUMP OF CHICKEN『天体観測』を入れる
を入れることです。
全く盛り上がらないので、絶対にやめましょう。
鉄則2:必ずトップバッターで歌う
次に大事なのは、
「必ずトップバッターで歌うこと」
です。
上でも話しましたが、
カラオケで一番偉いのは「一番最初に歌った人間」
です。
そして、もう一つ重要な視点が、
「トップバッターはハードルが低い」
ということです。
仮に、あなたが絶望的に歌が下手で、
「どんなに練習をしても一切声が出ない」
としましょう。
(まあ「練習しても声が出ない」とか、ただの嘘だと思いますけど)
そんなボロボロの状態であっても、トップバッターであれば許されます。
「トップバッターを買って出た勇気が認められる」
というポイントがあるので、どんなに声が小さくても、どんなに歌が下手でも、周りの人間がフォローしてくれます。
しかも、『2億4千万の瞳』を入れているので、仮にあなたが前に立って歌えなかったとしても、誰かが歌ってくれます。
ですが、トップバッターを逃した場合、そういったフォローは急になくなります。援助がなくなります。誰も助けてくれなくなります。
「カラオケ苦手だから、トップバッターは絶対に嫌だ」
じゃないんですよ。
「カラオケが苦手だからこそ、何が何でもトップバッターで歌う」のです。
鉄則3:恥ずかしがった時点で「負け」
最後にメンタル的なところで大事なのが、
恥ずかしがった時点で「負け」
というところです。
あなたはカラオケが苦手なんですよね?
音痴なんですよね?
声が出ないんですよね?
であれば、恥ずかしがらないでください。
あなたが恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、周りはフォローしづらくなります。
音痴だろうが、何だろうが、やりきってくれないと、周りの人間が、
「おい、声出てねえぞ!笑」
「おい、誰か一緒に歌ってやれ!笑」
というフォローが入れられないです。
以前、NEWSの手越くんが、イッテQで、
僕は中学校のダンスの授業が苦手です。
みんなの前で踊るのは恥ずかしいし、うまく踊れなくていつも笑われてしまいます。
どうしたら手越くんみたいにカッコよく踊れるようになるんですか?
という相談に対して、こう答えていました。
ダンスを踊る上で、最初に大事にしているのは、
「俺、めっちゃカッケェよ」
っていうハートですかね。
自信なかったりすると、ナヨナヨっとしちゃったりするんですけど、「俺、マジカッケェじゃん」って思ったら、振り付けとかも間違ったりしても、関係ないんですよ。
「俺、カッケェんだ、どうだ!」っていう気持ち。
これです。これ。(手越くん、大好き)
スタジオではネタ扱いされていましたが、こんな真摯なすばらしい回答はないですよね。
最後になりますが、
「カラオケや宴会芸から逃げるか?逃げないか?」
というのは、あなたの人生に大きく関わることですよ。
「宴会芸とか、くだらねえ」
「カラオケとか、しょうもねえ」
とか言っているあいだは、一生出世できないですし、一生良い女抱けないです。
「新入社員が、忘年会のカラオケで歌わないのはアリか?ナシか?」
というのは、人間力が試される場面ですね。そういう意味では。
「歌いたくない人が歌う必要はありません。また、強要するのもおかしいです。カラオケなんて強制するものではないですし、それで、会社に居づらくなるようなら訴えられますよ。」
↑これが非モテの発想。
「下手でも出任せでもいいので、歌った方がいいです。上司はあなたに歌の上手さは求めていません。」
↑これが良い女抱ける男の発想。