美女特有の
「何をしゃべっても全く盛り上がる気配のない、あの感じ」
って、緊張しますよね。
やる気失いますよね。
五感を奪われますよね。
イップス状態になりますよね。
ええ。
分かりますよ。
その気持ちは。
今回は、特別に「五感を奪う」でお馴染みの、
「幸村精市 反応の冷たい女の子の攻略法」
をお伝えいたしましょう。
目次
1.反応がエクストラコールドなときこそ「感情・表情」攻め
幸村を相手にするときは、いきなり「伝家の宝刀」を抜くしかありません。
「今、世界で最も女の子から反応が取りやすい」
と勝手に私が言っている、
「相手の感情・表情の指摘」
を発動するしかありません。
俺のターン!ドロー!魔法カード「相手の感情・表情の指摘」の効果発動!このカードがフィールド上に出されたとき、場にいるブラックマジシャンガールから否が応でも笑い反応を取ることができ、ブラックマジシャンガールを口説きやすくなる!
幸村は会ったばかりのアポ序盤で、
「そうですねー」
「大変でしたー」
「そんなことないですけど…」
と、すべての会話を潰してきます。
すべての会話の盛り上げを阻止してきます。
ビッグバンサーブのような「ギャグ」で攻めたとしても、
「力はあるけど打球が単純すぎる……」
と冷たく返されます。
円卓ショットのような「小手先のテクニック」で攻めたとしても、
「ボールは分身などしない…常に1つだよ」
と冷たく返されます。
そう、幸村精市の
「スルースキル」
「会話潰し能力」
はデートにおいて、もはや「圧倒的」なのです。
そして、大勢の男がイップス状態になり、
「もう何をしゃべっても盛り上がらない…」
「何を打っても冷たく返される…」
「俺は壁打ちをしているんだろうか…」
と自身のセルフイメージが限界まで落ち、
「もう二度と女の子としゃべれない体」
になってしまうのです。(こわたん)
しかし、そんな厳しい状況下であっても、跡部景吾様はこう言います。
「スケスケだぜ!」
そう、スケスケなのです。
何がスケスケなのかというと、
「相手の感情・表情」
がスケスケなのです。
「そうですねー」
「大変でしたー」
「そんなことないですけど…」
という返しに対して、これを真正面から受け止めて、
「そうなんだ…」
「大変だったんだね…」
「そっか…そんなことないか…」
というテニスをしてしまうと、間違いなくイップスに陥り、もう二度とラケットを握れない体になってしまいます。
そうではなく、
「どうしたんですか?機嫌悪いんですか?笑」
「え、テンション低くないですか?笑」
「何で机見ながらしゃべってるんですか?笑」
と、相手が絶対に反応せずにはいられない返しをするのです。
こうやって跡部キングダムを繰り出すと、どうなるかというと、
「そうですねー」
「どうしたんですか?機嫌悪いんですか?笑」
「いや、別に…」
「え、エリカ様?」
「笑」
「大変でしたー」
「え、テンション低くないですか?笑」
「いつもこんな感じです」
「いや、いつももっと明るいじゃないですか。笑」
「いや、今日初めてじゃないですか。苦笑」
「そこは突っ込んでくれるんですね。笑」
「笑」
「そんなことないですけど…」
「ちょ、何で机見ながらしゃべってるんですか?笑」
「笑」
という感じになり、イップス状態になるのを防ぐことができます。
ということで、基本的に幸村精市は
「塩対応がデフォ」
です。
反応が悪いのは、あなただけではありません。
元々そういうものなのです。
だから、まずそこでいちいち気にしないこと。
「キンキンに冷えてやがる状態」を「A CHI CHI WA CHI CHI」にしていくのが、腕の見せ所ってもんでしょう。
そうでしょう。
2.次に攻めるべきは、「状況の指摘」
さて、跡部キングダムでも、会話が全く盛り上がらない場合はどうすれば良いのか。
そんなとき、後ろからこの方がニョキッと登場します。
「跡部よ、もう打たなくていい。後は全て俺が弾き出してやる。」
そう、手塚国光です。
彼が手塚ファントムで幸村の、
「そうですねー」
「大変でしたー」
「そんなことないですけど…」
という強烈なボールをすべてコートの外に弾き飛ばします。
どのように弾き飛ばすかというと、
「そうですねー」
「てか、このよそよそしい感じはいつまで続けるんですか?笑」
「え…」
「たぶん、このままだと俺『ご趣味は何ですか?』とか言わなきゃいけなくなるんですけど。笑」
「笑」
「大変でしたー」
「あれですね、緊張してます?笑」
「いや…」
「まあ、ですよね。笑 あれですか、今日はそういうモードな感じですか?笑」
「え…?」
「なんかお上品モードみたいな感じですか?笑」
「笑」
という風にやります。
手塚ファントムは何をやっているかというと、
「今の状況をそのまま指摘する」
ことで、幸村に、
「はっ!!」
「バレた!!」
という感情を与え、高反応を取っていく技です。
3.打ち解けた後に「相手の顔マネ」でカウンターをお見舞いする
神の子幸村であっても、
- 跡部キングダム
- 手塚ファントム
の両刀使いで試合を運べば、まずイップスになるのを防げます。
会話で「若干」打ち解けることができます。
そして、この「ちょっと打ち解けた瞬間」を逃してはいけません。
ここは、カウンターのチャンスです。
「大変でしたー」
「え、テンション低くないですか?」
「いつもこんな感じです」
「いや、いつももっと明るいじゃないですか。笑」
「いや、今日初めてじゃないですか。苦笑」
「そこは突っ込んでくれるんですね。笑」
「笑」
「やっと笑ってくれて、お兄さん安心しました。笑」
「笑笑」
「てか、さっき、めっちゃ機嫌悪かったでしょ?笑」
「いや、そんなことないですよ。」
「いや、もうさっき、こんな顔だったよ(眉間にシワを寄せる顔芸)」
「そんな顔してないです。笑」
「いや、マジマジ。笑 めっちゃ怖かったからね。『あれ?クローズかな?俺、殴られるのかな?』と思った」
「笑笑」
「もうね、ゴミを見るような眼差しだった。笑」
「笑笑」
と、「相手の顔マネ」というヒグマ落としをすることで、カウンター攻撃をお見舞いしてやります。
こうして、神の子幸村は撃破されていくのでした。
ちゃんちゃん(終)